前回の投稿から少し空いてしまいました、すみません。。
前回の投稿では、「日本バスケットボール界の新星」として、河村勇輝選手を紹介しました。
そこで今回は、もう一人紹介しておきたい選手がいるので、その方について書きます!
その選手は、日本バスケットボール界を長く牽引してきた、比江島 慎(ひえじま まこと)選手です!!
先日行われたワールドカップのベネズエラ戦で知ったという方も多いのではないでしょうか:)
そんな彼について、高校までバスケットボールをそれなりに真剣にやっていた僕目線で紹介していければと思います!
それでは早速、みていきましょう!
比江島 慎のプロフィール
Bリーグ(野球でいうプロ野球、サッカーでいうJリーグ)の公式サイトによると、比江島選手のプロフィールは以下のようになっています。
所属チーム:宇都宮ブレックス
ポジション:SG(シューティングガード:シュートがうまく、点数をよくとるポジション。SLAM DUNKでいうところの三井寿)
生年月日:1990年8月11日|33歳
身長/体重:191cm/88kg
出身地:福岡県
出身校:青山学院大
https://www.bleague.jp/roster_detail/?PlayerID=8589
特筆すべきは、33歳という年齢でしょうか。バスケットボール選手の全盛期は一般的に30歳前後なので、すでにピークは過ぎているはずですが、先日のワールドカップでは若々しい・素晴らしい活躍ぶりでした!
また、このプロフィールでは出身校が青山学院大学となっていますが、そこまで比江島選手が歩んできたバスケットボール人生は、まさに「エリート街道」でした。
中学(百道中):全国3位、ジュニアオールスター優勝(県選抜チームの全国大会)
高校(洛南高):ウィンターカップ(冬の全国大会)3連覇
大学(青山学院大):インカレ(全国大会)優勝(など多数!)、日本代表選出
大学卒業後:アイシン・シーホース(現シーホース三河:当時のトップチーム)入団
凄まじい活躍ですね!!!プロ選手でもここまでの選手はなかなかいないように思います。
特に比江島選手が洛南高に所属していた時はよくみていたので印象的でした!
まず、見た目がかっこよかった(今でもかっこいいですが、もっと短髪でワイルドでした)笑。
そしてプレーでは、1年時から次元の違いを見せつけるプレーを随所に見せていました。
軽々とダンクシュートができる身体能力がありながら、それに驕らず高い技術で得点を重ねていたのです(「比江島ステップ」の原型!)。
僕の友達にはバスケに詳しい人が結構いるのですが、彼らと話していても、どんどんいい選手が出てくる最近の高校バスケのプレーヤーと比べても、当時の比江島選手は引けを取らない(どころか優っている)のではないか、という話になります。
ワールドカップのベネズエラ戦後のインタビューで、NBA(アメリカのプロバスケリーグ。野球でいうメジャーリーグ)プレーヤーの渡邊雄太選手が比江島選手の胸を叩きながら「マコ(比江島選手)を止められる選手は世界でもいない!」って言っていたのは、NBA選手目線から見ても比江島選手の才能が凄まじいということを表していると思います!
それくらい比江島選手は異次元の才能を持った選手でした!!
そんな素晴らしい選手である比江島選手ですが、僕が特に魅力的だと思う3つのポイントについて、より詳しく書いていきたいと思います!
比江島 慎の魅力①:才能に驕らない姿勢
上に書いてきたように、比江島選手の才能は異次元のレベルです。NBAで5シーズン(日本人最長!)戦った渡邊雄太選手が認めているのだから、間違いありません。
にもかかわらず、彼は決して才能に驕るタイプではありません。
ものすごく謙虚な人間性を持っている人なのです。
あのベネズエラ戦後でさえも、「(自分の力ではなく)みんなのおかげで勝てた」といっていました(流石にこのコメントについては、「この方が好感度が上がるから」と笑っていましたが笑)。
そんな謙虚な人間であるからこそ、常に高みを目指してプレーできているのかもしれません。
上述のように、比江島選手は超エリート街道を歩んできたのですが、現在に至るまで、様々な挑戦をしてきました。
2017-2018
レギュラーシーズン最優秀選手賞・ベストファイブ
2018
シーホース三河から宇都宮ブレックスに移籍
オーストラリアリーグ (NBL) に挑戦
2019
NBA サマーリーグ(NBAを目指す選手のアピールの場)挑戦
シーホース三河では絶対的なエースの立場でありながら、宇都宮ブレックスへ移籍をしたり、NBLへの挑戦をしたり。
日本代表の活動もありながら、オフシーズンの夏にはNBAのサマーリーグにチャレンジしたり。
比江島選手の才能なら、こんなことしなくても充分素晴らしいバスケ人生を送れていたはずです。
それにもかかわらず、自分の才能に決して驕らずどんどん挑戦する姿勢。
後輩からいじられている比江島選手をイメージする人からしたらびっくりかもしれませんが笑、本当にかっこいい・凄まじいアスリートです!!!
比江島 慎の魅力②:圧倒的な得点力
比江島選手のプレー面を語る上で最も魅力的な部分は、圧倒的な得点力だと思います!
ベネズエラ戦でバシバシ3ポイントシュートを決める姿が印象に残っているかもしれませんが、彼の最大の強みはゴールに向かって切れ込むドライブです。
「比江島ステップ」とも呼ばれる独特なリズムでゴール付近に侵入し、巧みなフェイクで相手を騙し、スルスルと点数をとってしまうスキルは、日本でトップだと思います。
特に代表戦のように、相手チームから分析されて戦略を練られてしまう試合では、比江島選手のような「個人技」は重宝されます。
渡邊雄太選手や八村塁選手が出てくる前の日本代表は、完全に比江島選手がエースのチームで、彼の得点力はアジアの強豪国にとっても脅威となっていました。それほどの得点力を誇るプレーヤーなのです。
そんな彼が、最近では「世界」相手にも通用することを証明しています。
2021年に行われた東京オリンピックでも、強豪アルゼンチンを相手に彼の得点能力を遺憾なく発揮されました。
それから代表の監督がトム・ホーバスに代わると、3ポイントシュートに磨きをかけました。
元々苦手だったわけではないでしょうが、ドライブが強みの比江島選手は3ポイントシュートを強みとする選手ではありませんでしたが、猛練習を重ね、先日のワールドカップのように重要な3ポイントシュートを決められるようになってしまいました。
FIBAのTwitter(現:X)では、SLAMU DUNKの三井寿と重ねてツイートされるほどでした。
もともと得意なドライブに加え、3ポイントシュートも身につけた比江島選手はまさに「脅威」です。
来年のパリオリンピックでもその力を見せつけて、世界の強豪相手に勝利をあげて欲しいと思います!
比江島 慎の魅力③:応援したくなるキャラクター
最後になりますが、比江島選手のキャラは魅力的ですよね笑
既に書いたように、とても謙虚で心優しい?比江島選手は、後輩からも愛されキャラとなっています。
ワールドカップの試合後のインタビューを見たことがある人は、比江島選手が後輩(富樫勇樹選手や渡邊雄太選手など)から可愛がられていたのを目の当たりにしたかと思います笑
これだけのキャリアがあって、チームの最年長なのに、ですよ!こんなこと、普通の会社ではまずありえないですよね!笑
また、比江島選手はインタビューが苦手なようで、いつもすごく緊張しているようです笑
それを知っている一部のファンは、ワールドカップの後に組まれた生放送の特番に比江島選手が出るのを心配していたほどです(僕も少し心配していました笑)。
すごいキャリア(+端正なルックス)をお持ちなのに、後輩からもファンからも「愛されキャラ」に思われてしまう比江島選手は、応援したくなっちゃいますよね!
日本代表はもちろん、是非Bリーグの比江島選手も応援してみてください:)
おわりに
比江島選手がいかに凄い選手なのか、少しでも伝わっていたら嬉しいです!
富樫勇樹選手や渡邊雄太選手も試合後に口にしていたように、あのワールドカップでの比江島選手の活躍がもはや「普通」と思ってしまうほど、凄いキャリアを持っている選手なのです。
それでいてあの愛されキャラですから、もうファンになってしまう方続出ですね!笑
これからも「日本バスケ界の古株」として末長く引っ張っていってもらえるよう、皆さん、応援しましょう!!
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