今回の投稿は、「M1の採点基準を考える」をしていきたいと思います!
12月に行われる決勝戦で、視聴者が自分なりに採点できるような基準を作成したい!と、心の中でずっと思っていました。そうすればもっとM1が楽しめるだろうなと。
ということで、このブログを通じて12月までに、「良い」採点基準(唯一無二でベストは不可能だから、「良い」採点基準)を作っていきたいと思います!
もちろんこれは僕の独断と偏見であり、完璧というものではありませんが、読者のみなさまと一緒に考えていければなと思います。
「①」と称した今回のブログでは、まずはどんな採点項目・基準があり得るか、ブレインストーミングしてみたいと思います!
採点項目
塙 (2019) を自分なりにまとめると、以下のような採点項目がありそうです。メモするのを忘れたり、ちょっと違った解釈をしているのもあるかもしれませんが、列挙すると以下のようになりました。
- うねり(爆発的なウケ)
- 強さ(うまさだけでは語れないもの、「怒り」と同じくらいのパワー、程よい「毒」や下ネタ)
- 4分間の使い方(=100m走の走り方になっているか)
- ネタ(究めているか、M1にふさわしい、中途半端な自虐がない、オリジナリティ、熱意、余白がある、余計な笑いを誘わない、ギャグやキャラに依存しない、2本揃っている)
- うまさ(つかみがスムーズで秀逸、説明的でない、コンビと客の三角形、ボケへの愛情)
- 存在(ボケずにボケられる、機械っぽくない、そのコンビでないとできない)
- タイミング(鮮度が高い時期、当日の順番、新しさ)
採点基準
上に書いたことを少しまとめると(12月には採点項目を綺麗に5個に揃えたい)、以下のようになるかと思います。
<うねり>
- 爆発的な笑いが起きた
- 7〜8割の笑いをベースに、最後にかけてピークを持って来れた
<強さ>
- うまさだけでは語れないものがある
- 「怒り」と同じくらいのパワーを生み出せた
- 程よい「毒」(下ネタ含む)があった
<ネタ・うまさ>
- 4分間というルールに合うネタ
- ネタを究め、その熱意が伝わる(決勝:究めたネタを2本揃えたか)
- M1にふさわしいネタ(キャラやギャグに依存しない、「毒」が適量、中途半端な自虐がない、余計な笑いを誘わない、オリジナリティがある)
- うまかった(つかみがスムーズで秀逸、説明的でない、コンビと客の三角形ができる、ボケへの愛情)
- 4分間走り切れた
<存在>
- ボケずにボケられる
- 機械っぽくない
- そのコンビでないとできないパフォーマンス
<タイミング>(運の要素含む)
- 鮮度が高い時期(まだ知名度が高くない、「新しさ」を感じてもらえる)
- 当日の順番(前後が誰になるか、先頭でない)
おわりに
塙さんの本を参考にしたからか、もう結構完成度の高い採点項目・基準ができてしまったかも??笑
いやいや、stay hungry. もっと良いものを作りましょう!
これからお笑いを研究していき、12月までにより完成度の高い基準を作れるようにしたいと思います^ ^
参考文献
塙宣之 (2019). 『言い訳: 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか』集英社新書.
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